今回、マスヤ様が目指したコンセプトは”やみつきになる究極の味”をAIによって生成する事。その味覚設計の過程において、当社のAIをご活用いただいており、これまでにない全く新しい味覚開発アプローチが取られています。その人工知能を活用した開発プロセスを以下ご説明いたします。
① WEB上に存在するレシピ情報のなかから、レシピ名に”やみつき”と記載のある8万2000個もの膨大なレシピの調理食材をAIが学習
② その食材の組合せを1兆回以上もシミュレーションすることで、”やみつき”になる食材の最適な組合せを発見。AIが弾き出したやみつき度は99.8%
AIが導き出したこの”やみつき度”が最も高い食材の組合せを、マスヤ様の研究スタッフが最終的にフレーバーに落とし込み「おにぎりせんべい AIせんべい」が誕生いたしました。いわば、AIを用いて”やみつきになる味”を科学的に分析し、最適な味覚を産み出したアプローチとなっています。
AIを用いたこのアプローチは、コンセプトを体現する”最適な組み合わせ”をAIが算出し実現する手法です。分析が可能なデータの収集ができるものであれば、例えば「最もロマンチックな味」「最も都会的な味」「最もドキドキする味」など、せんべい以外の食品でも使える味覚の設計が可能です。
”最適な組み合わせ”をAIが算出するこの手法は、食品業界以外のビジネスでの応用も可能です。例えば、20代の若者がパッケージ買いしやすい配色や、30~40代女性が選ぶ美容ドリンクの成分、家族構成に応じた国内リゾートツアー等、コンセプトに沿った最適な組合わせを算出することができるため、新商品や新サービスの開発における新しい手法がAIによって生み出されたという事になります。
新商品の開発に頭を悩ませている、企画ご担当者やマーケターの皆様のソリューションとして、ぜひご相談をお寄せください。
データアーテイストは今後も、AI技術とマーケティングの知見を活用しクライアントのビジネス拡張の支援で貢献していきます。
データアーティスト株式会社
03-6216-8682
ai-info@group.data-artist.com