プレスリリース

電通デジタル・電通・データアーティスト、デジタル領域に特化したAI広告コピー生成システム「Direct AICO」を共同開発

2018.12.20

株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山口 修治、以下電通デジタル)、株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博、以下電通)、データアーティスト株式会社(本社:東京都港区、代表:山本 覚、以下データアーティスト)の電通グループ3社は、デジタル領域に特化したAIによる広告コピー生成システム「Direct AICO(ダイレクト・アイコ)」を開発し、本日よりその運用を開始します。

電通グループは、2017年5月にAIによる広告コピー生成システム「AICO」(β版)をリリースしていますが、今回の「Direct AICO」は、バナー広告やリスティング広告など、デジタル領域でのコピー生成に特化する形で新たに開発したものです。開発においては電通と、電通デジタルのクリエイティブ専門チーム「アドバンストクリエイティブセンター」および広告運用チームが全体設計を行い、マーケティング領域のAI開発に強みを持つデータアーティストが理論構築部分を担当しました。

デジタル広告においては、さまざまなパターンの広告を多数出稿することができ、また得られたデータをリアルタイムでフィードバックすることができるため、AIによるコピー生成が効果を発揮しやすい領域であると言えます。

電通グループが行ったリスティング広告の事前検証では、「Direct AICO」のAIが過去の運用実績に基づいてコピーを生成するため、クリック率を予測した上での広告運用が可能になるだけでなく、実際に人間が作成した広告コピーよりもクリック率が高くなることを実証しています。また、デジタル広告においては短期間に多くのバリエーションのコピーを制作しなければなりませんが、検証の結果、「Direct AICO」は制作者の業務負荷を緩和し、作業時間の大幅な削減に貢献することが分かりました。

今後も電通グループは、ユーザーごとの嗜好性に合わせて一人ひとりに最適化されたクリエイティブを生成するといった、より実用的なAIコピーの運用を目指してまいります。

※電通デジタル アドバンストクリエイティブセンターについて
データ・AIとクリエイティブの融合を目指し、2017年4月に新設された組織です。認知度や好意度を向上させるブランドリフト広告から、顧客獲得のためのダイレクトレスポンス広告(バナー/ランディングページ(LP)/オンライン動画/ソーシャル広告)までを統合的に設計・制作し、広告配信の成果に合わせて改善のためのPDCAを行っています。広告の第一線で活躍するクリエイティブディレクター、コピーライター、アートディレクターや、ダイレクトレスポンス広告に関する知見・ノウハウを有するコンサルタントやディレクター、AIエンジニアなど、約100名のスペシャリストが在籍しています。

 

「Direct AICO」のロゴマーク

以上

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