データアーティスト、ディープラーニングを用いたテレビ視聴率予測システム「SHAREST(β版)」を電通と共同開発

※2023年4月1日の会社統合により、データアーティストのプレスリリースを電通デジタルのプレスリリースに転載しました。

2017.06.16

データアーティスト株式会社(本社:東京都港区、社長:山本 覚)は、人工知能(AI)のひとつであるディープラーニング(深層学習)を用いることで、高精度にテレビ視聴率を予測できるシステム「SHAREST(β版)」(シェアレスト・ベータ版)を開発しました。

当社は2015年10月より、株式会社電通との共同で、過去の視聴率データ、番組ジャンル、出演者情報、インターネット上のコンテンツ閲覧傾向などのデータを教師データとしたディープラーニングによるモデル構築を行い、放送前のテレビ視聴率を予測するシステムの研究開発を行ってきました。
そしてこの度、高速データ解析プラットフォーム内で予測視聴率を算出するプログラムの構築に至りました。これにより、視聴率の安定的な予測が可能になります。

さらに近年、テレビメディアに関係するさまざまなマーケティングデータの取得が可能になってきています。そうしたデータの利活用のひとつとして、過去のテレビ視聴とマーケティングデータとの関連性をAIが学習することで、これまで達成が困難であったターゲット別(性年代別など)の視聴率予測とその自動化が実現できるようになります。
これにより、それぞれターゲットの異なる商材の広告を最適なCMポジションに割り付けることなどが可能になります。今後はテレビCMの素材割り付けの高度運用と広告効果を高める実証へのAIに関する技術支援を行っていきます。

また、複数ブランドのCM素材を予測視聴率に基づいて広告枠に割り付ける場合、現在は視聴率の予測を人が行うケースがありますが、業務負荷が膨大になるという課題がありました。
視聴率予測のAI対応による自動化は、業務の効率化においても大いに効果があると期待しています。

今後も当社は、マーケティング領域における課題にAIを活用し、顧客企業の新たな価値創造に貢献してまいります。

「SHAREST(β版)」概念図

Zoom

データアーティスト株式会社

データアーティストは2013年に設立。大手企業を中心に国内650社を超える多種多様な業界でAI(人工知能)を活用したマーケティングソリューション、コンサルティングサービスを提供しています。
「論理をシステム化し、ひらめきに集中する」を経営理念に、各顧客の経営課題に適したAIソリューションの提供を通じて、マーケティング効率・生産性の向上、従業員の働きやすさ、新しい「ヒラメキ」が生まれやすい環境の実現を目指しています。

代表者代表取締役社長 山本 覚
所在地〒108-0014 東京都港区芝5-13-18 いちご三田ビル2F
設立2013年6月
URLhttp://www.data-artist.com
事業内容人工知能開発事業、マーケティングコンサルティング事業、ソフトウェア事業

株式会社電通

代表者代表取締役社長執行役員 山本 敏博
所在地東京都港区東新橋1-8-1
設立1901年7月
URLhttp://www.dentsu.co.jp/
事業内容「Integrated Communication Design」を事業領域としたコミュニケーション関連の統合的ソリューションの提供経営・事業コンサルティングなど

以上

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