セールスとマーケティングに導入されている4つのAI(人工知能)サービス事例

水面下で、AIテクノロジーはセールスとマーケティングソフトウェア内に頻繁に登場しています。
AIは、小さな影響でなく、この先数年でセールスとマーケティングの機能を劇的に変えていくとみられています。

4つの例を見てみましょう。

企業のセールスの分析をサポートするChorus.AI

多くの現場で電話は古い手段だとされる中、大小さまざまな企業が営業活動の多くを未だ電話によって行っています。残念ながら、電話での営業マンのパフォーマンスを追跡・分析・改善することは、Eメールでの営業パフォーマンスの追跡・分析・改善よりもはるかに難しいのです。

しかし、最近になってMarketoやAdRollやQualtricsを含む多くの企業が、電話による通話を記録・転記・会話内容の分析まで行うChorus.aiというAIサービスを使用しています。

現在、Chorus.aiは、通話の中から顧客が商品やサービスに関する機能や不便に感じたこと、ライバル社に関するコメントなど、重要なポイントを明確にすることができるようになっています。Chorus.aiの利用者は市場や顧客に関する情報を自動的に収集することによって、営業チームのベストプラクティスや営業トークスクリプトを作成することが可能になります。また、Chorus.aiから取得した情報はチーム個々のメンバーをメンタリングするための貴重な情報になります。

将来的にChorus.aiのAI技術は、電話中の各営業担当者に対してリアルタイムにタイムリーなアドバイスを届けることができるようになります。例えば、電話中に顧客からのクレームがきた時、Chorus.aiはその場でその営業担当者に対してアドバイスを提示することができるようになります。

Cosabella LingerieはEメール収益を伸ばすためにAIを活用

ハイエンドのランジェリー会社Cosabella Lingerieは、2016年10月にEmarsys Marketing Cloudを採用して以来、前年に比べてEメールの購読者数が2倍に増加し、Eメール経由の収益は60%以上も増加しました。

Emarsysは昨年の後半にAIマーケティング(AIM)という新機能を追加しました。そのAIは様々なEメール最適化施策に活用することができます。具体的には、Eメール配信の自動的なインセンティブ管理を可能にするものです。各ユーザーの行動歴を分析することでシステムは自動的にどのユーザーにディスカウントオファーを出すか、どの金額のディスカウントオファーにするかなどのインセンティブを自動的に決定します。また、メールの開封率やメールエンゲージメントを最大化するための最適なメール配信時間を予測するための機能もついています。

「EmarsysのEメール施策の成功例もあって、2017年はAI本格活用のための次の大きなステップとなる」とCosabellaの担当は話しています。

IBMは自社のプログラマティック広告の運用をWatsonに任せています

今まで最も話題となったAIプラットフォームの一つはIBMのWatsonです。IBMは、単にWatsonのAIを顧客に売り込むだけでなく、IBM自身もビジネスの一部にWatsonを利用しています。一つの例として、IBMはデジタルプログラマティック広告の運用をWatsonに任せているのです。

昨年の報告では、IBMのWatson AIの活用により、広告のクリック単価を平均35%、最大で71%削減することができました。IBMはデジタルディスプレイ広告に年間数千万ドルも費やしていることから、同社が2016年末までにWatsonのプログラムにより広告購入を管理させる計画を立てようとしていたことも驚くべきことではないかもしれません。

IBMのマーケティング分析担当副社長であるアリ・シェイキン氏はマーケティング業界紙AdAgeにて「ボリュームとドルの関係から、1ドル、1セントでも節約しようとしている。」と述べている。

Watsonは、人間よりもはるかに莫大な量のデータ分析と追跡が可能であり、より多くのキャンペーン結果から学習することができる。つまり、IBMはすでに満足のいくパフォーマンスを上げているが、Watsonを利用することでさらに高いROIを得られるようになります。

LeadGeniusはAIによりB2B産出の先導をきる

その名前からもわかるように、B2B SaaSのスタートアップであるLeadGeniusは生産を促すビジネスです。
歴史的に、生成は人間の研究と仕分けを含む高度な手作業のプロセスでしたが、LeadGeniusはこのプロセスにAIを適用して労力を大幅に削減し、詐欺防止ソリューションプロバイダであるSignifydのような顧客に多くの時間と費用の節約を提供しました。

SignifydのセールスマネージャーのであるJohn Liyettは「LeadGeniusの技術によって、GoogleやLinkedInの使用にあてていた時間を毎週15時間も節約できている」と話しています。

生産の問題を先導するLeadGeniusにより使われるAIは、企業がビジネス現状を特定し、情報の信頼性がどの程度高まるかという分析に基づいて情報の検索頻度を決定することに役立ちます;特定の商品が「市場投入」された状態であるかどうかを見極め、役職に基づいたバイヤーの役割を明確にします。

LeadGeniusはさらに、AIをMailGeniusにも利用し、営業担当者向けのEメールの顧客を作りだしました。MailGeniusはAIを使用してEメールのテンプレートを作成し、返信が届くとパフォーマンスを追跡し、最適化を適用します。

この記事は、Econsultancy に掲載された「Four ways AI is already being applied to sales and marketing」を翻訳したものです。