info@data-artist.com 03-6408-2874

トップ > アトリエ > データアーティストが公式メディアスポンサーとして協力している、NASA主催ハッカソンの開催報告です。

データアーティストが公式メディアスポンサーとして協力している、NASA主催ハッカソンの開催報告です。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

今年で三回目のNASAハッカソン。

4/12(土)、4/13(日)の二日間にかけて、東京大学駒場リサーチキャンパスにて、International Space Apps Challenge2014(NASAハッカソン)が開催されました。アイデアソンの様子や、ハッカソンの事前告知はコチラを参照ください。

今回で三回目になるこのISACは、NASAやJAXAが提供するデータやAPIを用いて、宇宙に関わるアプリケーション開発を目的にしたハッカソンです。今回はそれらの宇宙データに加えて、Phillips社が提供するスマート照明デバイス"hue"や、エプソン社が提供するゴーグル型液晶デバイス"MOVERIO"の使用が可能となり、ソフトウェアだけでなくハードウェアとの連携をうまく活用したアプリケーション開発が可能となりました。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

PHILIPS“hue”とエプソン“moverio”

PHILIPS“hue”とエプソン“moverio”
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

全世界同時開催とはいえ日付変更線の影響から一番最初に開場するのがココ東京会場。今年はボストン会場との協働プロジェクトチームが発足するなど、開発そのものも国際的になってきました。

ボストンコラボチーム“Emotional Health”、顔認識技術を活用して、感情を類型化するアプリを開発してます。

ボストンコラボチーム“Emotional Health”、顔認識技術を活用して、感情を類型化するアプリを開発してます。
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

また、昨年と比べて参加者に女性参加者の割合が増えました。特にデザイナさんが増えたように思えます。どうやら最近では、アート界隈でも宇宙が熱いようです。例えば、スプツニ子さん(@5putniko)がNASAと協働でハイヒール付月面ローバーを開発してみたり、一方で多摩美術大学と東京大学が共同開発した芸術人工衛星Artsat“Invader”が打ち上がったりするなど、ますますアートと宇宙のコラボレーションが注目されています。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

今年はますます女性が活躍してますよ!!

今年はますます女性が活躍してますよ!!
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

チーム「マーズ・アタック」の皆さん、シムシティのオープンソースを活用して火星移住版を開発しています!

チーム「マーズ・アタック」の皆さん、シムシティのオープンソースを活用して火星移住版を開発しています!
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

人工衛星の周期をタイマーとしてタスク管理に利用するアプリ。同じ衛星をつかってるユーザがわかるソーシャル性!

人工衛星の周期をタイマーとしてタスク管理に利用するアプリ。同じ衛星をつかってるユーザがわかるソーシャル性!
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

Hi-RezClimateの中間発表。そのままでは使いにくいJAXAのデータを、使いやすいJSON形式に変換するアプリを開発してます!

Hi-RezClimateの中間発表。そのままでは使いにくいJAXAのデータを、使いやすいJSON形式に変換するアプリを開発してます!
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

宇宙寿司は東京会場における毎年恒例の晩ご飯です。毎年、ツイッターでこの写真を流すと、グローバルのチームから「Japanの連中はやっぱりヤバいw」という類のリプライが届きます。

ぐったりしてます。徹夜ですから。

ぐったりしてます。徹夜ですから。
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

テンション上がってます。深夜ですから。

テンション上がってます。深夜ですから。

最終審査では、総勢18チームによるプレゼンテーションが。

さて、翌日もハックは続きます。
おおよそ30時間のハックを経て、日曜日の15:00にカウントダウンとともにハック終了の合図です。皆さんお疲れ様でした!

お疲れ様でした!パチパチパチパチ。

お疲れ様でした!パチパチパチパチ。
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

そして、いよいよこれより総勢18チームによるプレゼンテーションが行われます。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

そうそうたる面々の審査員の皆さんですよ。

そうそうたる面々の審査員の皆さんですよ。
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

審査発表

厳正かつ長時間にわたる審査の結果、ようやく全ての受賞対象が決定しました。
優勝チームは『チーム☆インベーダー』によるアプリ、"宇宙防災環境App!IyaN”。このアプリは、日常であまり意識することのない宇宙線を、hueとMOVERIOで可視化することで、その影響を身近に感じることのできるアプリケーションです。2つのデバイスを両方活用した点が、評価されたポイントの一つのようです。

プレゼン風景

プレゼン風景

チームメンバー

チームメンバー
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

準優勝チームは『インフルエンザマップ』。インフルエンザ羅患者による、自己申告情報を元に、インフルエンザ情報をマッピングするアプリケーションです。チームリーダの大平さん(東京大学)は、昨年『ソーラーパネルどこへ置く?』で準優勝したチームのリーダーでもあります。今年も、研究者ならではの明確な課題意識に基づいたアイデアを生み出されました。

プレゼン風景

プレゼン風景
"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

チームメンバー

チームメンバー
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

この上位2チームが日本代表として世界大会にノミネートされることになり、今まさにアプリケーションのブラッシュアップを継続しているところです。世界大会では、ツイッターハッシュタグによる皆さんからの投票によって結果が決まります。審査が開始しましたら是非投票して応援して下さい!!これら2チームのグローバルノミネートページ(下記URL)に近く動画がUPされるはずです。
https://2014.spaceappschallenge.org/project/space-disaster-prevention-environment-application-iyan/
https://2014.spaceappschallenge.org/project/social-platform-against-disease---case-of-the-influenza/

他にも幾つかのチームを紹介してみたいと思います。第三位に輝いたのが、Faamo。
世界中から農作物の生産に適した土地を特定し、その土地と類似度の高い気象条件を持つ土地をすべて推薦してくれます。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

某不動産関連のキャラクターとは全く関係ありません。

某不動産関連のキャラクターとは全く関係ありません。
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

衛星これくしょん、略して『衛これ』。どこかで聞いたことの有るゲームに似てますが、このチームは艦隊ではなく人工衛星を擬人化します。ARに投影された実際の人工衛星が通過するタイミングでキャッチをすると、擬人化された人工衛星「衛娘(えいむす)」を獲得、収集できるゲームです。リーダーの関さん(Code For Japan代表)曰く「出落ち感満載」とのことですが、このチームはデザイナさんの力をフルに発揮した、完成度の高いロゴやキャラクターも必見です。

チームメンバーのみなさん。

チームメンバーのみなさん。
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

昨年と同様一部の話題をかっさらっていった、ISACのアイドルアプリ「宇宙文明発見グループ(marface project、略称:マー)」。今年は、パターン認識の手法にディープラーニング(深層学習)を用いて、人面以外の人工構造物の発見に取り組みました。今年は、昨年の8倍となる800億ピクセルの探索を行いました。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

昨年同様「技術の無駄遣い」という不動の地位をゲットしてます。

昨年同様「技術の無駄遣い」という不動の地位をゲットしてます。
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

その他にも、たくさん魅力的なチームとアプリケーションばかりですが、残念ながらココでは全てを紹介しきれません。しかし、どのアプリも可能性を感じるものばかりでした。皆さんお疲れ様でした。その他、特別賞は下記の通りです。
JAXA賞 Hi-RezClimate
セイコーエプソン賞 宇宙の歩き方
デンソーアイティラボラトリ賞 Sprite Orbits
マイクロソフト賞 space chat
欧文印刷賞 Save the Hero

子供の部、ISAC Youth Challengeも同時開催。

さて、今年のNASAハッカソンはこれで終わりません。注目すべき点として、今年から小学生**以上を対象としたYouth Challengeも同時開催を行っていました。この部は小学3年生以上を対象とした子供専用ハッカソン。使うのはArduinoという電子工作デバイスです。開封して小一時間でLEDを制御し始める小学生たちに驚愕です。

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

"photo by Akiko Yanagawa, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

小学生がプログラミングする時代なんですね!デジタルネイティブ恐るべし。
そしてその中でもひときわ面白い子がいました。彼は一晩でUnityを使ったゲームの上に、Arduinoで制御したLEDを連動させるアプリゲームを作ってしまいました。彼は初日からMozillab Busで3Dプリンタをいじったりと、飽くなき好奇心を垣間見ることが出来ましたが、まさかココまでとは。という感じです。

小学生によるプレゼンテーション。とても立派でした。今回参加した彼らは、いったいどんな大人になるんでしょう。

小学生によるプレゼンテーション。とても立派でした。今回参加した彼らは、いったいどんな大人になるんでしょう。
"photo by Takumi Sano, ISAC Tokyo Bureau, CC BY"

そんなこんなで幕を閉じたISAC2014。繰り返しになりますが、東京大会の上位2チームは、今まさに世界大会に向け頑張っているところです。日本から生まれたアプリケーションが世界大会でも受賞できるように、皆さんの力が必要です。世界大会では、ツイッターハッシュタグによる皆さんからの投票によって結果が決まります。
審査が開始しましたら是非投票して応援して下さい!!
https://2014.spaceappschallenge.org/project/space-disaster-prevention-environment-application-iyan/
https://2014.spaceappschallenge.org/project/social-platform-against-disease---case-of-the-influenza/

関連記事
NASA主催の世界同時ハッカソン東大で開催 ‪#‎spaceappstokyo‪#‎SpaceApps
http://blog.sideriver.com/flick/2014/04/nasa-spaceappst-edd2.html

NASAハッカソンの子供向けワークショップで体験したこと ‪#‎spaceappstokyo‪#‎SpaceApps
http://blog.sideriver.com/flick/2014/04/nasa-spaceappst-4b9c.html

ISAC Tokyo 2014 まとめ ‪#‎spaceappstokyo
http://togetter.com/li/654802

おすすめ記事

ページトップに戻る

TOPICS